| 動画教材の長所と短所
お子様に動画での学習を勧める前に、保護者がその長短を理解していることが望ましいのは言うまでもありません。
下記の長短をご理解の上、適切なアドバイスを送っていただきたく思います。
長所
- 視覚的学習: 動画は視覚的な情報を提供するため、図やグラフ、実際のプロセスを見ることで理解を深めることができます。
- アクセスの容易さ: インターネットがあれば、いつでもどこでもアクセスして学習することができます。移動時間や場所の制約が少なくなります。
- 自己ペースでの学習: 学習者は自分のペースで進めることができ、理解に時間が必要な場合は繰り返し視聴することも可能です。
短所
- 受動的学習: 動画学習は受動的になりがちで、アクティブな参加や実践が伴わない場合、学習効果が低下する可能性があります。
- 個別の疑問への対応: 動画では、学習者が持つ具体的な質問や疑問に即座に応えることが難しい。
| 動画学習の短所を補うためにすべきこと
受動的学習を回避する方法
動画視聴後は、新しい知識を定着させるためにも指定された問題にはすぐに取り掛かることが重要です。
動画を視聴して問題演習は後日にする、というようなインプットとアウトプットを分ける方法はお勧めできません。学んだことをすぐに実践で試す学習方法を確立させてください。
そのためにも事前のスケジューリングは非常に大切になります。
わからないことがあるときの対処法
どうしてもわからないことや疑問がある場合は、学校の授業内で質問するようにしましょう。
実は、これが家庭学習で予習を強く勧める理由の1つになります。
すでに予習している内容ですので、学校の授業がいつもより頭に入りやすい下地がすでにできています。
実は私の教え子の多くから、「学校の授業で初めて予習の内容が理解できた。」という声を本当によく聞きます。予習しなければそのまま流れていた授業も、予習をすることで授業の価値が高まるのです。